いきいきライフクラブ

女を自由に生きるためのレシピ

自由レシピ

今を大事に生きる

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昨年秋、娘と一緒に、
岩手県から福島県まで
海岸線の街を南下しながら、

東日本大震災の被害の大きさと
復興の様子を見て廻る旅をしました。

この大川小学校にも立ち寄り、
慰霊碑に手を合わせ、

被災した校舎の側に行き、
かなり長い時間、二人で佇みました。

こんなに川に近いのに、堤防が高過ぎて
水面も見えず、どんな状況であるかを
全く察する事の出来ないことの恐怖
(これが、田老地区でも同じ)

校舎の直ぐ横に、小高い山があるのに
なぜこの斜面を登らなかったのか?

様々な思いが湧いてきて、
気が動転するような感じでした。

そして娘に、

これから先、どんな状況に遭遇しようとも
大人の言う事やみんながそうするからという
判断材料に流される事なく

「自分の身を守るために、取るべき行動は何か?」
を周囲の状況判断を的確にして
自分自身で決めてね

という話をしました。

「命の重みを感じる事の出来る場」
として、

この校舎は
「絶対に残して欲しい」と思いました。
ここでお子さんを亡くした方の心情に配慮して
取り壊して欲しいという意見も多いようですが、

校舎が無くなったとしても
亡くなった子どもの事を
一瞬たりとも忘れる親など居ないでしょう。

だからこそ、社会の資源として
日本中の、いや世界中の人々に

自然の威力の元で人間がいかに無力か

だからこそ、「今を大事に生きる」事を
考える場として、大切に保存して欲しいです。

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