いきいきライフクラブ

女を自由に生きるためのレシピ

自由レシピ

日本が消えていく・・・

いきいきライフプロデューサーの
村岡民弥子です。

近頃、すごく気がかりな事があります

 

それは、「日本ならでは」が失われていく事

 

先日は、醤油を仕込むための大きな樽を作る工場が
今年で廃業する事を決めていると

理由は、職人としての高齢化と
採算に合わないから

この工場が無くなると、未来永劫、
醤油を仕込むための樽は手に入らなくなるから。

と、100年先のために、借金をしてまで、
樽の発注をしている、伝統的製法を守る醤油屋さんが
紹介されていました

 

先日のNHKプロフェッショナルで紹介されたのは、

漆の樹液を削るための「かんな」を作る
鍛冶職人の中畑さん(離島からのリーマン便りより)

中畑文利

 

手作業で「やすり」の目立てをする
やすり職人の深澤さん(離島からのリーマン便りより)

やすり深澤

 

お二人とも、この方たちが居なくなったら、
自分の仕事のクオリティーが下がる事を諦めなければ
ならないと思っている「職人」を支えているのです

 

他に替わる方のいない「技術」は、
その方たちの寿命と一緒に

この世から消えてしまう

 

日本は、高度経済成長の中で、

大量生産大量消費を追求し

 

外国からの安いものへ安易に移行してしまいました

 

日本には日本にしかない
「良き文化」がたくさんあったのに

 

学歴競争は、

職人という職業を軽んじ、

こぞって、「ホワイトカラー」を目指す事の方が
価値のあることだと洗脳されて

 

物質的な豊かさ、収入の高さだけが

成功のバロメーターであるかのように

 

そして、取り返しのつかないところまで
来てしまいました。

 

もう、今更、後戻り出来ないところまで

 

海外旅行に行って「ヨーロッパ美術」にときめき

世界遺産を巡って、その土地の文化に感動するのに、

 

自らの国の誇るべき文化を
ないがしろにしてきてしまった

 

なんという損失なのでしょう

 

ドイツのように、

アカデミック(学問)な道を極める生き方も

プロフェッショナル(職人)の道を極める生き方も

どちらも同じように価値がある

 

という社会の価値観を
なぜ作ることが出来なかったのでしょう

 

人は皆、生まれながらに、
それぞれ異なった特性を持っていて

それを活かして社会に貢献する事こそが

幸せな人生の使い方

だと思うのです

 

何を為して、生きていけたら幸せか

その「物差し」は、本人だけのもの

 

物質的な豊かさを求めても
そこに「本当の幸せ」はないという事を

バブル世代の私たちは
気がついているのではないでしょうか?

 

だから、私たちの世代が

子供たちの「心の声」をきちんと受け止め

その子たちの人生が
「本当の豊かさ」を感じられるように
支援したいものです

 

その国が、「その国らしさ」を失う事の損失と

その人が「その人らしさ」を持たずに生きる事の虚しさ

 

相通じるものがあると感じます

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